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「コンテナハウスっておしゃれだけど、壁の中はどうなってるの?」
「暑さや寒さ、耐久性は大丈夫?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
近年、京都をはじめとする都市部で注目されている「コンテナ建築」。
店舗や事務所、住宅、宿泊施設など、土地を有効活用できる新しい建築スタイルとして人気が高まっています。
この記事では、コンテナハウスの「壁構造」に焦点をあて、
・どんな仕組みでできているのか
・どんな役割があるのか
を専門的な視点からわかりやすく解説します✨
🧱コンテナハウスの壁構造とは?建築用コンテナの基本を解説
一般的に「コンテナ」と聞くと、貨物輸送用の鉄の箱をイメージされる方が多いと思います。
しかし、私たちが扱うのは建築基準法に適合した「建築用コンテナ」です。
輸送用コンテナはあくまで物流目的で作られたもの。
そのままでは断熱・防火・構造基準などを満たさず、住宅や店舗には使用できません。
そこで登場するのが、建築用に設計・製造されたコンテナモジュール。
外観こそ同じ“箱型”でも、内部構造は大きく異なります。
🔸壁の中身はこうなっている
建築用コンテナの壁は、実はいくつもの層でできています👇
1️⃣ 外壁:コルゲート(波型)形状
コンテナと聞くと、まず思い浮かぶのは、この特徴的な波型の鉄の壁ではないでしょうか🏗️
実はこの壁には、見た目のデザイン性だけでなく、強度を高める重要な役割があります。
コンテナを積み重ねた際の荷重や外圧に耐える構造的工夫が、この形状に隠されているのです💡
弊社の外壁にはCORTEN鋼(コルテン鋼)=耐候性鋼を採用しています💪
この鋼材には銅・クロム・ニッケルなどの成分が含まれており、
表面にできる酸化皮膜(サビの膜)が内部をしっかり守ります。
つまり──
「サビるけど、それ以上サビが進まない」という特性✨
一般的には「耐候性鋼(JIS G3125 SPA-H)」と呼ばれ、
塗装なしでも10年以上の耐久性を誇る素材です。
年月を重ねるほどに風合いが増すのも魅力のひとつです。
2️⃣ 断熱層:グラスウール or ウレタンフォーム
断熱材には主に「グラスウール」と「発泡ウレタンフォーム」があります🧊☀️
●グラスウール:価格が安く、施工しやすい反面、断熱性能はやや劣ります。
●発泡ウレタンフォーム:施工には技術が必要ですが、鉄板に隙間なく密着するため結露の心配が少なく、断熱性能が非常に高いのが特徴です。
弊社では、この発泡ウレタンフォームを標準仕様としています✨
3️⃣ 下地:LGS(軽量鉄骨)または木下地
壁の下地材には「LGS」と「木下地」の2種類があります🔩🌲
●LGS(軽量鉄骨):
薄い亜鉛メッキ鋼板でできており、不燃性・寸法精度が高いのが特長。。
防火地域や商業施設などに最適で、施工も早く、変形しにくい素材です。
●木下地:
木材の骨組みで、ビスや釘の保持力が高く、棚や設備の取り付けが容易。
また、調湿性にも優れており、住宅や宿泊施設にぴったりです。
コンテナハウスでは、用途やデザインに応じて両者を使い分けることで、
機能性とデザイン性を両立させています💡
4️⃣ 内装仕上げ:クロス・板張り・塗装など自由設計
最後に、内装仕上げ🎨
壁の仕上げは自由度が高く、空間の印象を決める重要なポイントです。
●クロス仕上げ:
最も一般的で、色柄が豊富。施工が早くコストも抑えられます。
汚れや傷に強いタイプもあり、住宅・ホテル・オフィスなどに最適です。
●塗装仕上げ:
自然な質感で、マット・艶ありなど表情が多彩。
補修しやすく、デザイン性重視の空間におすすめです。
●その他(板張り・パネル貼り・珪藻土・漆喰など):
素材の温かみや高級感を演出でき、ナチュラルな雰囲気づくりに最適🌿
用途・雰囲気・メンテナンス性に合わせて、
あなただけの空間デザインを実現できます✨

🏁まとめ
私たちのコンテナハウス”CUBiQ”の壁は、前述のとおり、見た目以上に緻密で高性能な構造でできています。
外観のスタイリッシュさだけでなく、断熱・防音・防湿といった快適性の裏側には確かな技術が詰まっています🔧✨
「鉄の箱=夏は暑くて冬は寒い」という従来のイメージを一新✨し、一年を通して快適に過ごせる室内空間を実現しています。
京都のように土地の限られた都市部でも柔軟に設計できるコンテナ建築は、
店舗やオフィス、住宅、宿泊施設など、土地活用の新しい選択肢としてますます注目が高まっています。
これからの建築は、「おしゃれ」や「効率」だけでなく、
環境への配慮と持続可能な快適さが求められる時代。
私たちは、そんな時代にふさわしいコンテナハウスの可能性を、これからも追求していきます🌿🏠
次回は、CUBiQが作られている私たちの工場をご紹介します。
どうぞお楽しみに😊
🌟コンテナ建築をお考えならCUBiQへ
コンテナハウスの壁は、ただの鉄板ではありません。
断熱・防音・防湿を考慮した多層構造で、住宅や店舗にも十分対応できる仕上がりです。
建築用コンテナを使用することで、
✅ 耐久性・安全性を確保
✅ 法規にも準拠
✅ おしゃれで自由なデザインが可能
土地活用をお考えの方、
「限られたスペースで効率的に」「他と違う建築デザインにしたい」という方は、
ぜひ一度CUBiQ(キュービック)にご相談ください📞
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CUBiQは京都府内(京都市、宇治市、亀岡市、舞鶴市、福知山市など)を中心に、大阪府(大阪市、堺市、東大阪市)、兵庫県(神戸市、姫路市、西宮市、淡路島エリア)、滋賀県(大津市、草津市、琵琶湖周辺)、奈良県(奈良市、橿原市)、和歌山県(和歌山市)など関西全域でコンテナハウスの販売・設置を行っております。さらに、三重県(伊勢志摩エリア)、福井県(若狭エリア)といった人気のリゾート地での施工も可能。地域に応じた土地活用のご提案から、法律面のサポートまでトータルで対応可能です。関西でコンテナハウスを建てるなら、信頼と実績のCUBiQにご相談ください。
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